私たちが毎月、何気なく支払っている公共料金

いわゆるガス代水道代電話代…そして電気料金など、いろいろありますね。なんといっても生活に必須の「ライフライン」ですし、ちょっとやそっと滞納したところで厳しい対応を受けることもないだろうと思ってしまいがちですが、実は想像以上のペナルティを食らうこともあるので注意しましょう。

ここでは「電気料金」を滞納した場合の流れと、その解決策について見ていきます。

電気料金はいつになると停められる?

お笑い芸人の貧乏話を聞いていると、「電気を停められて…」というエピソードもたびたび出てきます。

「ああ、よっぽど滞納したからなんだろうな」と何となくそのように感じ、自分には縁がないことだと思っていませんか? 実は、電気は意外に早く停められます

そもそも電気料金の支払い義務はいつ発生するか、ここから考えていきましょう。

それは「検針日」です。電気料金を記したペラッとした感熱紙のような紙が郵便受けなどに入っていますが、その日から支払い義務が生じています。そして一応の期限は、それから30日後までと定められています。これを一般的に「早収期限日」と呼ぶようです。

ただ、この期間内に支払いができなくてもまだ「滞納」というレッテルを貼られることにはなりません。

ほぼすべての電力会社で、検針日の翌日から50日目までは、1日0.03%を上乗せして徴収することになっており、この期間内に支払えば「遅収」とされ特に問題とはされないようです。ただ50日を過ぎると、状況が一気に変わってしまいます。

 およそ60日~65日(早い場合は51日目) から、「送電停止」となるのです。

つまり、滞納して約2ヵ月で、「電気が停められる」という事態に陥るわけです。

いかがでしょうか? あなたが思っていたよりずっと短い猶予期間なのでは? 「半年くらいまでは大丈夫だと思っていた」という方は、さっさと支払ってしまってください。

「送電停止書」が届いたら

実際に電気が停まる前には、必ず「送電停止書」が届くことになっています。

そこには「この日を過ぎると本当に電気を停めますよ」ということが書かれているので確認しましょう。その日までに支払えなければ、原則として送電停止は避けられません。

しかし、東電や北海道電力、北陸電力と中部電力、沖縄電力に関しては、「すみません、それまでに支払えそうにありません」と言えば、比較的良心的な対応をしてくれるようです。

それ以外の電力会社に関しては「相談不可」と告知してはいますが、支払いができない場合はいずれにせよ連絡してみるといいでしょう。事情によっては、対応も変わるかも…。

もし電気が停められてしまったら…

どうしても支払いができずに、電気が停められてしまったら、どうなるのでしょうか?

裏ワザのようなものはありません。やるべきは、「電気代を支払う」ということだけです。

料金を支払えば、大体1時間~3時間後にはすべてが復活します。ただし、夜間は対応していない電力会社もあります。思い立って深夜にコンビニに振り込みに行っても、朝まで電気が使えないというケースがあるので、お住まいの地域の電力会社に確認しましょう。

とりわけ気を付けなければならないのは、 寒冷地での送電停止 です。命にもかかわることがあります。あるいは、夏場、お年寄りの一人暮らしでも電気を停められると危険です。

遅延金は1日0.03%と微々たるものですが、これは年率に換算すると10%です。早めに対処するに越したことはありません。また、もし延々と滞納したまま放置し続けていると、消費者金融やクレジットカード会社と比べると温厚な電力会社を「本気」にしてしまいます。

悪質な滞納者には、次回以降の契約の際に厳しい契約を課したり(具体的には「保証金」を要求されることが多いようです)、あるいは訴訟を起こしたりすることもあるようです。

何より、電気が停まることで生じる生活上の不便も計り知れないものがあります。逆に、滞納し続けていいことなど1つもないのです。

「逃亡」も考えてはなりません。転居先に督促状が届きます。各電力会社は太いパイプで繋がっていますし、住所を調べることもたやすいようで、必ず「払え」と請求してきます。

支払いを済ませるまで、電気料金は利用者を解放してはくれません。

おそらく電気料金の支払いを滞納してしまう人は、やむを得ない経済的事情がある場合を除いて、「エアコンの使い過ぎで膨れた料金に驚いてしまった」という理由がほとんどではないでしょうか? 寒冷地の冬場の電気料金、ガス料金も生半可なものではありません。

しかし、繰り返しになりますが、電気料金の滞納はあなたを窮地に追い込むばかりなのです。

上のような理由で膨れ上がった料金も、日に日に遅延金でより高額になってしまいます。さしたる額でなければキャッシングでお金を借りるなどして、対処すべきでしょう。

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