一人一台はスマートフォンを持っているのではないかと言われるこの時代、自宅に固定電話を置かない人も増えています。

固定電話があっても使わない。スマートフォンがあれば電話もできるし、便利なアプリもたくさんある。特に固定電話にメリットを見出せない。そう考えるも、これだけスマートフォンが各社からオススメされ、たくさんの便利な機能が実装されては「その通りかも」と納得してしまうところがあります。

しかし、固定電話にはまだまだメリットがたくさんあるのです。

「スマートフォンで十分じゃない?」
「固定電話はいらないのでは?」

そう考える現代だからこそ、今一度、固定電話のメリットを見直してみる必要があるのではないでしょうか。まだまだ固定電話には需要も必要性もあるのです。

固定電話のメリットとは?魅力を再確認

固定電話のメリットは大きく4つです。

  • 料金を安くおさえることができる
  • 信用力が高い
  • 防犯機能が高い
  • 災害に強い

これらのメリットが固定電話にあります。特に地震が多発している昨今では固定電話の災害の強さが注目されており、万が一の時に役立ってくれる存在となっています。

それでは、固定電話のメリットの一つ一つを詳しく見ていきましょう。

固定電話は利用料が安い

まず、料金の安さというメリットについてです。

「え、意外!」「スマートフォンの方が断然料金が安いのでは?」と思うかもしれませんが、決してそうではありません。実は固定電話は、契約方法によって料金をかなり安く抑えることができるのです。

固定電話といえば高額な電話加入権(※)を購入して使うという契約方法を思い浮かべるかもしれないですが、電話加入権は格安で中古購入する方法もあるので、必ずしも電話加入権に高額な支払いをしなければならないという訳ではありません。

(※)電話加入権とは

NTTで固定電話回線を契約する際に必要な権利。正式名称は【施設設置負担金】で、この施設設置負担金を払う事でNTTに契約する為に必要な電話加入権を取得する事ができる。

通常、NTTから新規で電話加入権を購入すると36,000円以上の価格になってしまいます。一昔前は電話加入権の購入は70,000円以上したので、その頃と比べると半額程度になっていますが、依然として高いという印象ですよね。

そこで中古の電話加入権を格安で購入してしまえば利用料を安く済ませる事ができるのです。中古の電話加入権は楽天ショップ等のネットショップから数千円で購入できるので、数万円出して電話加入権を購入するのがバカらしく思えますよね。

また、親族の間で余っている電話加入権を借りて固定電話を引くこともできますので、そうすれば電話加入権の購入費用が無くなり、電話料金だけで固定電話を利用することもできるのです。

また、固定電話は加入権を購入せずに引くこともできます。必ずしも高額な電話加入権を購入する必要はないということですね。

スマホと固定電話の料金の違い

スマートフォンでは月あたりの請求額は7,000円前後、スマホ本体の割賦払いが終わっていなければ月あたりの額は9,000円前後が目安となります。家計の占める通信費の割合はスマートフォンに変わってから多くなって言えます。

対して固定電話は、電話加入権を購入しないライトプランの目安で大体月あたり2,000円程度ですから、電話だけと考えると固定電話の方が安く済ませられるケースが多いことでしょう。

参考元:【NTT|電話加入ライトプラン(電話加入権不要)

信用力も抜群!事業を営むなら固定電話は必須

信用力が高いのも固定電話の魅力です。自分が家で事業を営んでいるからこそ固定電話に契約されているお宅も多いのではないでしょうか。

例えば相手と取引したとして、連絡先としてスマートフォンの番号を教えることは決して悪いことではありません。出先で話をすることだってあるでしょうし、商談くらいならスマートフォンで、という方もいらっしゃるはずです。

しかし、特に事業用資金を工面するということになれば、スマートフォンの番号よりも固定電話の番号の方が圧倒的に信用力は高いです。

信用力の例えとして、皆さんがあるお店に注文を入れる際にお店の電話番号が固定電話の番号ではなくスマートフォンの番号であれば少しの不安を覚えるのではないでしょうか。

これは金融機関から事業資金を借入する際においても同じで、個人事業主にお金を貸す場合に、事業所の番号が固定電話でなくスマートフォンの番号であれば不安を感じ、審査において「この人にお金を貸して大丈夫なのか?」と考えます。

個人貸付のカードローン程度であればスマートフォンの番号だけでも大きな問題ありませんが、巨額の融資になる事業用資金の貸付となると話は別です。

固定電話が無ければ、皆さんと同じように「この会社、大丈夫?」「この事業主、ちゃんと事業所を構えて事業をしているの?」と思うわけです。

スマートフォンの番号と固定電話の番号ではお金の貸し借りにおける信用力が違ってきます。事情を営んでいる人は取引先との信頼関係や、事業資金を円滑に借りるためにも固定電話への契約は必須と言っても過言ではありません。

防犯や災害にも固定電話は強い

固定電話のもう一つのメリットとして覚えておきたいのが、固定電話は防災面と災害時のいざという時のセーフティとして役立ってくれるという点です。

IP電話は停電時には繋がらずファックスも使うことができませんが、固定電話の中では停電時でも繋がるものがあります。

「スマートフォンだったら停電時でも繋がるじゃん」と思うかもしれないですが、スマートフォンのバッテリーは1日~2日が限度です。しかし、シンプルなバッテリー式の固定電話ならバッテリー消費が少なく、充電器に繋げていなくても1週間近くもつものもあります。

東北の震災では周囲一帯が停電で水道もガスも使えない中、我が家ではバッテリー式の固定電話だけが生きていました。もちろん固定電話の種類によりますが、シンプルな通話機能のみの固定電話は災害にとても強いという特徴を持っているのです。

防犯面の強さ

例えば、高齢者を狙う「オレオレ詐欺」。

オレオレ詐欺を防ぐための防犯グッズはいくつか出ていますが、基本は固定電話が大元にあり、固定電話に取り付けて使うように設定されているタイプがメインとして出ています。

他には固定電話機に独自についている迷惑な番号を設定でシャットアウトする機能や、非通知などからかかってくる電話を設定で弾く機能があります。

スマートフォンを考えると、確かに意識して防犯に務めることもできるのですが、インターネットを利用することもあり、ウィルスなどにも気を配る必要があります。

シンプルなものは防犯に強い!ということですね。

ひかり電話を使えば格安利用可能!

NTTが提供している「ひかり電話」を使えば格安で固定電話を使う事ができます。

ひかり電話の通話料金は全国どこにかけても3分8.4円と格安です。従来の固定電話と比べるとかなり安く設定されていますし、30秒20円のスマホと比べると雲泥の差ですよね。

長電話をするなら「ひかり電話」、無料通話が適用される程度の電話なら「スマホ」と使い分けてみるのも一つの節約術となりそうです。

ちなみに、ひかり電話は電話加入権不要で利用できる固定電話サービスで、現在している固定電話の番号をそのまま引き継げるナンバーポータビリティにも対応しています。

最後に

スマートフォンが普及して固定電話の魅力が失われ、もはや固定電話は必要ないだろうと取り外してしまう方も多いです。

ですが、信用力や、いざという時の信頼度、防犯面では固定電話が強く、しかも固定電話は使い方によって料金をかなり節約することができるため、安心感を得つつ電話代を安くしたい人にはスマートフォンよりもお勧めできる通信媒体です。

固定電話にはまだたくさんの魅力があります。この魅力を把握すれば、自然と必要性が見えてくるのではないでしょうか。

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