レンタルビデオ店で借りた作品、うっかり返すのを忘れていた…

なんてことは、経験したことがあるのではないでしょうか?延滞料金は高いですが、「まあこれを薬にしよう」と支払ってそれで済ませてしまえば、それで終了。ツタヤの人たちも、「おまえは延滞癖があるからもう貸さない!」なんてことは言いません。

それどころか、なるべく貸出料金は安くして延滞料金で儲けているという業界でもありますから、毎度延滞はするけれどきちんと返してくれる人というのは、ツタヤにすれば「上得意様」以外の何者でもないでしょう。問題は、延滞して延滞して延滞して、そのまま逃げようとする、厄介な客です。

ツタヤではそのような長期延滞客に対して、どのような対応を取るのでしょうか?

ツタヤが延滞客に「本気」を出すのはいつか

上でも触れた通り、軽度の延滞癖がある利用者は、ツタヤにすれば上客です。

そして、貸す側のツタヤにすれば幸いなことに、「延滞客には*日までに連絡しなければならない」というような厳密な法的決まりはありません。1週間程度の延滞であれば、「よしよし、これで儲けになる…」ということで、電話連絡が来ることも、ほぼないでしょう。

では、ツタヤが「本気」を出して「返せ!」と言ってくるのはいつなのでしょうか?

店舗によっても異なりますが、大体1週間を過ぎたあたりから、「怪しいぞ」と思い始めるようです。「こいつは返す気がないのかもしれない」ということで、電話や、はがきを寄越してきます。ただし、この時点ではツタヤも、それで返してもらえればラッキーという程度に思っています。

何せ、やはり延滞料金を支払ってもらえればお店には儲けですから。

もっとも、それ以上の長期延滞となると「ブラックリスト入り」になります。電話もはがきも来なくなれば、それがブラックリスト入りのサインと見ていいでしょう。

わざわざ「あなたはブラックリストに載りました」と通知してはくれません。ただ静やかにカードを利用停止とされ、ツタヤ全店で新しい商品をレンタルすることが出来なくなります。

ツタヤのブラックリストに載るとどうなる?

「別にツタヤで借りられなくてもいいや、ゲオもあるし♪」

なんて、お気楽に構えている人もいるかもしれません。

しかし、気を付けてください。その手の情報は、業界内で共有されています。ツタヤでブラックリストに載ってしまえば、同時に、他店でも借りられなくなる恐れがあります。

またブラックリストに載れば、それ以上のお咎めはなし、というわけでもありません。悪質な場合は「万引き」として処理され、警察がやってくることもあります。ただ、ツタヤとしても、あるいは支払能力のないかもしれない人間にそこまでやると手間がかかるだけなので、提携している回収業者に、「ちょっと家まで行ってくれ」「職場にも電話をかけてくれ」とお願いすることも。

そうなると、多少威圧感のある「取り立て」が行われます。

「こそっとポストに入れて返したらいいだろう」
「もし電話がかかってきたら、返却日に返したとしらばっくれたらいい」

そういう考えも危険です。ツタヤでは、そのようなことが2回以上あると、やはりブラックリストに名前を載せると言われています。大体において、ポストも監視カメラで録画されているので、もし残された映像から個人が特定されれば言い逃れもできないでしょう。

「本体料金を超えた分は支払わなくていい」のウソ、ホント

「延滞料金が何十万円にも膨れてしまっても、大丈夫。支払い義務があるのは本体価格だけだから、DVD1枚程度なら、何年延滞し続けたとしても5000円程度で済む」…

そんな噂を聞くことがあります。最後の手段として、お店に電話をかけて「本体価格だけは払うから、延滞料金は勘弁してくださいよ」と交渉しようと考えている人もいるかもしれません。

その申し出に快く応じてくれるお店ならいいですが、ツタヤのような大手資本チェーン店では、そうもいかないことが多いようです。「利用客に舐められると立ちゆかない商売」ですし、一度そういう「許した例」を作ってしまうと、キリがありません。

「いいや、払ってもらう」と毅然とした態度で、あるいは訴訟などもチラつかされることがあるようです。

ただし、実際に出た損害を計上しても、本体価格に2万円程度を上乗せした額というレベルで収まるでしょう。お店側が「最低これだけは」と提示してきた額に承服できるようならば、すんなりと支払うのがベストです。

もっとも、実は「動産の損料に係る債権」についての時効は1年です。1年を超えた分だけを支払う、という言い分もまかり通ります。

ただ、生判りの法律知識で言い負かせると思ってはなりません。

ツタヤのような大手が本気を出してきたら、小市民から延滞料金を数十万円取ることくらい難しくありません。どうしても膨れ上がった料金を支払えそうにもない場合には、あくまで相手を怒らせないように、「本体価格だけでどうにか…」と下手に出て交渉するのが一番ではないでしょうか。

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