
アクサダイレクトは、通販系の自動車保険だけではなくバイク保険、ペット保険、生命保険などを取り扱っている大手保険会社です。
通販系ながらも、全国11カ所にオフィスを設けているため、被害者さんと直接面談が可能です。また無料のロードサービスが充実しているため、遠方で事故を起こしても困ることはありません。早速アクサダイレクトの特徴やメリットデメリット、評判などを確認してみましょう。
アクサダイレクトの特徴
アクサダイレクトの最大の特徴は、「事故対応力」です。
アクサダイレクトは、大手損保グループに属していない独立系の損保なので、大手グループの事故処理拠点を使うことはできませんが、全国11カ所にオフィスがあるため、日本中の被害者さんと面談が可能。
しかも、契約者さんの要望であれば土日祝日でも面談できるので、週末の事故や突発的なトラブルにも対応できます。事故や故障の際のロードサービスも充実していますし、提携修理工場が全国に配置されているため、事故発生から修理完了までの流れが非常にスムーズ。
「通販系損保でも、しっかりとした事故対応力が欲しい」という方には最適な保険会社です。
アクサダイレクトのメリットデメリット
次はアクサダイレクトの、メリットとデメリットを説明します。
アクサダイレクトは、保険料、事故対応、ロードサービスにおいてメリットが多いですが、デメリットもありますので、両方を理解した上で契約を検討しましょう。
アクサダイレクトのメリット
ロードサービスが超充実
アクサダイレクトのロードサービスは、他社と比較するとかなり充実しています。
ロードサービスの拠点は通販系ではトップクラスの全国9937箇所なので、僻地で事故を起こしても安心です。それでは、アクサダイレクトのロードサービスの概要を大まかに説明しますね。
便利でお得な修理工場紹介サービス
アクサダイレクトは車検の際の修理工場紹介サービスを提供していて、アクサダイレクトが紹介修理工場で車検を受けると、作業工賃の10%が割引になります。
また、車のフロントガラスなどが割れたりヒビが入ったりした際は、アクサダイレクトに連絡をすると、自宅に修理に来てくれる修理業者を紹介してもらえます。
事故以外でも「車の困った」に対応してくれるので安心ですね。
通販系なのにサービスネットワークがすごい
通販系というと、「大都市圏にしか事故処理拠点がない」というイメージがありますが、アクサダイレクトは、通販系ながらも全国11箇所に拠点をおいています。
アクサダイレクトの全国の拠点はこちらです。
- 札幌
- 仙台
- 高崎
- 静岡
- 東京
- 名古屋
- 大阪
- 福井
- 広島
- 高知
- 福岡
各地方の主要都市に拠点があるため、急な面談に対応でき「電話だけの保険会社だ」と被害者さんをご立腹させることもありません。
また、車の損害状況を確認するための損害調査会社は全国に433拠点あるため、日本中どこで事故が起きてもしっかりと、事故現場や車を確認することができます。
アクサパイロットガレージという定型修理工場も963箇所ありますので、どこで事故が起きても高い技術力を持つ修理工場で修理可能です。
アクサダイレクトのデメリット
アクサダイレクトのデメリットは、最近はやりの「現場急行サービスがない」ことです。
最近は、大手警備会社と提携して、「事故直後に現場に駆けつけてくれる」というサービスを提供している損保が増えています。アクサダイレクトには、そのサービスがないので「事故の相手のところには警備会社が駆けつけてくれてるのにうちにはこない」と不安な思いをすることがあるかもしれません。
それから、補償内容には関係ないのですが保険料の見積もりをする際に、あらかじめ名前や電話番号を入力しなければならないのもちょっと面倒な点です。
この2点以外は大きなデメリットはありません。
アクサダイレクトの評判
次は、損害保険会社で働いていた私が同僚や他社の担当者、契約者さんから聞いたアクサダイレクトの評判をご紹介します。
連絡がとってもスピーディー
アクサダイレクトに事故の対応をしてもらっている契約者さんたちが口を揃えていうことは「連絡が早い」です。
私が勤務していた損保では、事故を受け付けてから1時間以内にお客様に連絡することを目標としていて、毎回ほぼクリアできていたのですが、アクサダイレクトはそれよりも早く連絡が来た、と契約者さんはおっしゃっていました。
示談担当者は大体1日に5件前後の事故を対応するため、どんなにスピーディーにやっても1時間が限度なのですが、アクサダイレクトはそれを超えるスピードで対応しているようで、同僚とともにびっくりした記憶があります。
示談交渉が機械的で手強い
アクサダイレクトの示談担当者は、判例タイムズという過去の判例にかなりこだわる印象があります。
もちろん、全員がそういう訳ではないのですが、代理店系損保と比べるとかなり「判例主義」で、判例タイムズに掲載されていない状況では、ほとんど過失割合を修正してくれませんでした。
ただ、自社に有利になる時だけでなく、不利になるときも「判例主義」を押し通してくれるので、解決までのスピードは早めです。
修理完了までの期間が短い
アクサダイレクトは、アクサパイロットガレージという技術力が高い修理工場と提携しています。
多くのアクサダイレクトの契約者さんが、アクサパイロットガレージで修理をするため、修理の着工から完了までがスピーディーです。
多くの事故は、事故車の修理が完了しないと解決できませんが、アクサダイレクトは修理完了が早いため、解決までの時間も短い傾向にあります。
アクサダイレクトの評価
アクサダイレクトを個人的に評価してみましたので、その結果をご覧ください。
保険料 | |
---|---|
事故対応力 | |
補償内容 | |
ロードサービス |
アクサダイレクトの事故対応力は、通販系ながらも全国に11箇所の拠点があることから星4つ、ロードサービスは高水準ながらも無料距離が35kmまでだったので星4つとしました。
補償内容はと保険料は、通販系の中では平均的なので星3つです。
アクサダイレクトのおすすめの補償
アクサダイレクトの補償は、シンプルながらも十分な補償を受けられるラインナップです。
対人対物、車両保険などの基本の補償にプラスすることで、大きな安心が得られる特約がありますので、オススメの特約を説明します。
対物全損時修理差額費用補償特約
事故の相手の車が全損になった場合、修理金額と時価額の差額を支払う特約です。この特約に入っておくと示談交渉がスムーズに進みますので、ぜひ加入しておきましょう。
人身傷害保険
人身傷害保険は、車に乗っていた人が怪我をした際に治療費だけでなく休業損害や慰謝料などを支払う保険です。
この保険に入っておけば、事故の怪我の治療費を自己負担することはありませんので、できるだけ入るようにしましょう。
地震・噴火・津波危険「車両全損時一時金」特約
実は、普通の車両保険に入っても、地震や噴火津波などの自然災害による被害は一切支払われません。
しかし、アクサダイレクトのこの特約に加入すれば、地震などで車が全損になった際に一律50万円を支払ってもらえます。地震リスクが高い地域の方は入っておくと安心ですね。
アクサダイレクトの見積もり方法
アクサダイレクトで加入を検討している方のために、見積もり方法を説明します。
自動車保険は見積もってみなければ、自分の最安保険料がわからないので、とりあえず見積もりを作成してみましょう。アクサダイレクトで見積もりをする場合、下記の書類が必要なので用意してくださいね。
- 現在の自動車保険の保険証券
- 車検証
- 運転免許証
契約者の情報を入力
最初は自分の名前や、住所、電話番号を入力します。
車の情報を入力
車検証を手元に持ってきて、車の情報を入力しましょう。
車の使い道・使用目的・年間走行距離を入力
次は、車の使い道・使用目的・年間走行距離を入力します。使用目的は、「1ヶ月のうち15日以上使用する目的」を選んでください。
車を運転する人の情報を入力
契約する車を主に運転する人(記名被保険者)の情報を入力します。運転免許証を用意しましょう。
現在の保険会社の名前と契約期間を入力
現在加入している自動車保険の証券を用意して、保険会社名や契約期間を入力しましょう。
現在の保険内容を入力
引き続き保険証券を見ながら、現在加入している保険の内容を選択していきます。
保険の等級や事故の有無を間違えると、保険料の計算が大きく変わってしまうので、慎重に入力してくださいね。
入力内容を確認
最後に、入力した内容が表示されますので間違いないかどうかチェックして、「見積もり結果を見る」ボタンを押してください。
見積もり完了
見積もりが完了すると、アクサダイレクトが自動で組み立てた補償内容と保険料が表示されます。
見積もり完了後の注意点
見積もりが終わったからといって、このまま契約を申し込むのはNG。何故ならば、アクサダイレクトの補償内容には不要な特約や補償が組み込まれていることがあるからです。
例えば今回の見積もりは全て車両保険は「一般車両保険」という高額な保険料の車両保険がセットされています。それを格安のエコノミータイプや、車両保険なしタイプに帰るだけで大幅に保険料が安くなります。
それ以外にも「身の回り品保険」や「地震等車両全損特約」なども含まれているので必要最低限の補償にするだけで、保険料はもう少しお得になります。
先ほどの補償内容をさらにコンパクトにした上で、「車両保険なし」「車両保険エコノミー」「車両保険一般」の3タイプにした見積もりがこちらです。
車両保険がなければ、年間保険料は17520円と、かなりリーズナブルになります。
アクサダイレクトをオススメする人
これまでの結果を踏まえて、アクサダイレクトに入るべき人をまとめましたので参考にしてくださいね。
- シンプル補償の安い保険料の保険会社を探している人
- 事故時の被害者との面談を希望する人
- 充実したロードサービスを求めている人
- 高い事故対応力を求めている人
これらに該当する人は、ぜひアクサダイレクトへの加入を検討してくださいね。
アクサダイレクトのスペックまとめ
最後にアクサダイレクトのスペックをまとめておきます。
サービスセンター(事故処理拠点の数) | 全国11箇所 |
---|---|
現場駆けつけサービス | なし 要望があれば全国で面談可能 |
事故受付時間 | 24時間365日 |
初期対応時間 | 土日祝日対応 |
レッカー距離 | 契約者指定工場35km アクサ指定工場なら無制限 |
パンク・バッテリー上がり | 対応 |
帰宅宿泊費用 | あり |
ガス欠時のガソリン代 | 2年目以降は10リットルまで無料 |
走行距離区分 | 5000km未満 5000km以上10000km未満 10000km以上 |
使用目的 | 日常レジャー使用・通勤通学使用・業務使用 |
年齢条件 | 年齢問わず・21歳以上・26歳以上・30歳以上 |
運転免許証の色 | グリーン・ブルー・ゴールド |
割引制度 | インターネット割引・複数所有新規割引・ゴールド免許割引 |