他社借入があっても銀行カードローンの審査に通るための3つのポイント

他社からの借入があると審査で不利になることは分かっていても、実際のところそれが審査結果にどれだけ影響を与えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。特に審査が厳しいと言われる銀行ローンの場合、他社借入に関してこのような疑問をお持ちの方も少なくないと思います。

  • 他社からの借入があると、銀行カードローンの審査に通らない?
  • 他社借入は何件までなら大丈夫?金額はいくらまで?
  • そもそも他社借入にはどんなものが含まれるの?

結論から言うと、他社借入があっても銀行カードローンの審査に通ることは可能ですが、借入件数や金額、年収などを考慮した上で、返済能力があるかどうかが重要になります。

この記事では、他社借入が銀行ローンの審査に与える影響と、審査に通りやすくするポイントについて解説します。

他社借入がカードローン審査で重視される理由

他社からの借入状況がなぜ審査で重要視されるのか、まずはその理由をご説明します。

総量規制との関係

消費者金融や信販会社が融資を行う場合は、「総量規制」が融資額に大きく影響してきます。総量規制とは最大の融資額を「年収の3分の1まで」とする貸金業法による決まりで、この範囲を超えて貸付けをすることは法律で禁止されています。

一方、銀行ローンは総量規制の対象外なのでこの基準には当てはまりませんが、2018年以降、銀行カードローンの過剰融資が問題になってからは、最大融資額を消費者金融と同じく年収の3分の1までに自主規制する銀行が増えています。

そのため、銀行カードローンなら年収の3分の1以上の借入ができるかというと、現在は一概にそうとも言えません。

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返済額の増加

1社で100万円借りている人と2社から50万円ずつ借りている人では、後者の方が毎月の返済額や利息が増えやすい傾向にあります。さらに、各社への返済をATMから行っている場合は、その都度ATM手数料がかかっている可能性もあります。

このように借入件数が多いほど返済負担が増え、結果的に銀行から貸し倒れを心配される原因になります。

他社借入があると銀行カードローンの審査に通らない?

既に他社からの借入があると、一般的に審査が厳しいと言われる銀行カードローンでの借入は、本当に難しいのかも気になるところです。しかし、他社借入があっても銀行カードローンの審査に通ることは可能であり、重要なのは収入と返済額のバランスです

たとえば年収100万円の人が、既に50万円の借入がある状態で銀行カードローンに申し込んだとします。この場合は申込をする時点で他社借入が年収の半分に達しているため、おそらく新たな借入は難しいでしょう。

しかし、年収500万円の人が同じ条件で申込んだ場合、他社借入は年収の10分の1以下なので、審査に通る可能性は十分にあると言えます。

ただし年収に関わらず、多重債務は審査で敬遠されやすいのは確かで、目安として他社借入が4社以上あると、どの金融機関でも審査に通りづらくなると言われています。どちらかというと、借入額以上に借入件数を重視する傾向が強いので、可能であれば事前に1社でも借入を減らしておいたほうがいいでしょう。

ちなみにこれは私が派遣社員として働いていた頃の話ですが、年収350万円、他社借入が1件(50万円)ある状態で新たに銀行カードローンに申込みをしたところ、限度額100万円で審査に通った経験があります。

現在は融資額の自主規制を行う銀行が増えたため高額な借入はなかなか難しいと思いますが、借入額に見合った返済能力があると判断されれば、他社借入があっても銀行の審査に通ることは可能です

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他社借入にはどんなものが含まれる?

ローンの申込書に記入する「他社借入」には、具体的にどういったものが含まれるのかよく分からない方も多いかもしれません。他社借入とは基本的に以下の借入を指します。

  • 銀行カードローン
  • 消費者金融のカードローン
  • 信販会社のカードローン
  • クレジットカードのキャッシング枠

クレジットカードのキャッシング枠については見落としがちですが、実際の借入状況に関わらずカードにキャッシング枠があるだけで他社借入1件となることがあるので注意しましょう

住宅ローンやオートローン、奨学金やショッピングローンなどは他社借入にカウントする必要はありません。

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他社借入をごまかすと審査落ちの原因になる

ローンを申し込む際には他社借入状況を申告しますが、借入金額や借入件数をごまかすと審査で信用情報を照会した際に嘘がバレ、審査落ちの原因になります。

少しでも印象を良くしたい気持ちは分かりますが、審査で嘘をつくと信用を失い通る審査にも通らなくなってしまいます。他社借入状況を含め、申込み情報は必ず正直に申告することが大切です。

他社借入があっても銀行ローンの審査に通るための3つのポイント

既に他社からの借入が複数ある方については、以下のポイントを参考にできるだけ銀行ローンの審査通過率を上げましょう。

銀行に融資を行っても問題ないと思ってもらうためには、最低限今ある返済をきちんと行うことがまずは重要です

現状の返済が滞っている場合は既に返済能力がないという判断になり、銀行はもちろん他の金融機関でも新たな借入は難しくなります。

「元銀行員が明かす!カードローンの返済を滞納した時の対処法」

借入先が複数ある場合は、最も借入金額が少ないところから繰り上げ返済を行って優先的に返済し、1社でも完済することを目指しましょう。

すぐに完済が難しい場合は、おまとめローンで借入を1社にまとめてしまうのも一つの方法です。おまとめローンの金利は一般的なカードローンよりも低めに設定されていますし、限度額が大きくなるぶん金利も優遇されやすい傾向にあります。

ただし、おまとめローンにしたことで月々の返済額が減るケースが多いので、そのぶん返済期間が長引き支払総額が増える可能性があります。まずは借り換え前にしっかりと返済シミュレーションを行い、可能な限り返済期間を短くすることが大切です。

「おまとめローン審査の秘訣!低金利でおすすめのローンはこれ!」

銀行からの借入が難しそうなら消費者金融も検討してみる

銀行カードローンは確かに低金利で魅力的ですが、審査に通らなければ意味がありません。金利の低さは審査の厳しさに直結するといっても過言ではないので、銀行からの借入が難しい場合は消費者金融を検討してみてはいかがでしょうか。

大手消費者金融の金利は最高18.0%と、14.0%前後が相場の銀行カードローンに比べて4.0%ほど高くなっています。しかし、来店不要で即日融資ができる、無利息期間がある、などメリットも多く、借入や返済方法も充実しているため利便性も非常に高いです。

ただし、消費者金融からの借入は総量規制の対象なので、銀行を除く他社からの借入が既に年収の3分の1以上ある場合、それ以上の借入はできないので注意してください。

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まとめ

他社借入状況がローン審査に大きく影響するのは確かですが、年収やこれまでの返済実績などによって審査状況も変わってくるので、審査に通るかどうかはやはり実際に申込みをしてみないことには分かりません。

とはいえ既にお伝えしたとおり、近年は最大融資額を年収の3分の1以下に引き下げる銀行が増えているので、他社借入がある状態で銀行カードローンに申込む場合は、この基準を一つの目安にしてみるといいかもしれません。