クレジットカードの引き落としが、残高不足になってしまった場合や、間に合わないという方もいると思います。今回は、クレジットカードが払えないとどうなるか？そして、その解決方法を紹介していきます。
クレジットカードの引き落としが残高不足だった…
クレジットカードの引き落としについて、口座のお金が足りないままで、請求がきてしまい、残高不足や間に合わないケースは、皆さん経験があると思います。
「カードの引き落としが間に合わない…」
「請求日にはお金が足りない…」
今や、財布の中に1枚は入っているクレジットカード。ですが、後日の請求に備えて、しっかりとお金を用意していなければ、トラブルに発展する可能性も。
特にクレジットカードの引き落とし口座の残高不足、間に合わないなどのケースは、絶対に注意しておかなければなりません。
事前に請求金額を確認しないと残高不足になることも
クレジットカードは、支払が翌月払いになることが多く、請求金額の確定前に、「いくら使ったのか？」「今月はいくらの請求か？」という点は事前に確認しておく必要があります。
自分が思っていた金額よりも請求金額が多くて、どうしようかと悩む人も多いでしょう。
金額確定前であれば、リボ払いに変更したり、前もってお金を用意することもできます。
ですが、確定してしまうと慌ててお金を工面しなければなりません。
実は、皆さんが残高不足・間に合わないという悩みを抱えるのは、クレジットカードの仕組みそのものに原因が隠されているのです。
そもそもクレジットカードの仕組みとは？
クレジットカードを利用されている方は、きちんと理解されているはずですが、そもそもクレジットカードの仕組みはどのようになっているか、確認していきましょう。
クレジットカードは、よりショッピングを楽しめるように、そして快適に利用できるように仕組みが整えられています。
それだけであれば、残高不足や間に合わないなどの悩みは、きっと生まれないはずです。なぜ、カード払いで頭を抱える事態になってしまうのでしょうか？
会計時の”時間”と”手間”を省略できる
クレジットカードは、商品の購入時やサービス利用時に、カードを提出するだけで決済ができる大変便利なものです。カード1枚を出せば良いので、会計時のお釣りの計算をする時間や手間を省略することができます。
最近では、飲食店やショップのみならず、水道光熱費や家賃の支払いにも利用でき、定期券などもクレジットカードで購入できます。
色々なものを購入できるからこそ、残高不足や間に合わない可能性があるのかもしれません。
インターネットショッピングもカンタン決済
クレジットカードはインターネットショッピング上でも大変メリットが大きいです。クレジットカード払いにすれば、代引手数料や振込手数料が発生しないことや、簡単操作で、商品を購入できます。
またネットショッピングで、クレジットカードを利用すると「ポイント」が付与され、他のショッピングで活用することもできます。
別の商品と交換もできるので、現金で買い物をするよりもお得と感じる人が多いでしょう。
支払方法は「一括」「分割」「リボ」の3つ
クレジットカードの支払方法は、全部で3種類あります。一括払い、分割払い、リボ払いです。
一括払いは、クレジットカードを利用したお金を、翌月の請求日に一括で支払います。
分割払いは、商品を購入した時に支払回数を指定し、複数回に分けて料金を支払っていく方法です。分割払いは通常手数料が発生しますが、2回払いまでは利息がかかりません。
そしてリボ払いは、毎月の収入や出費に合せて、払えるコースを決め (1万円コースなど)、定額の支払ができる方法になります。高額な商品も購入でき、複数の買い物をしても支払う金額は払える分だけで良いので、大変便利です。
基本的に「口座振替」で支払う
クレジットカードの支払方法は、基本的に口座振替です。そのため、クレジットカードの申込時に口座を登録し、毎月各クレジット会社の請求日にお金が引き落とされます。
そのため、請求日に口座の残高不足や、間に合っていないと、未払いという状態になってしまいます。
他にもクレジットカードによっては、窓口での支払を受け付けていたり、コンビニの端末で支払ができる場合もあります。
クレジットカードの残高不足は「仕組み」に原因がある
クレジットカードの引き落としが、残高不足や間に合わないなどの理由から、未払いになってしまうのは、クレジットカードの仕組みそのものに原因があります。
◆支払方法が口座振込が基本になる事
クレジットカードの仕組上、どうしても支払が先送りになってしまうので、「忘れていた…」「時間が無くて…」と、請求までにお金を用意できない状態が起こり得るのです。
本来便利なはずのクレジットカードですが、利用するにあたって、十分注意が必要と言えるでしょう。
さらに、具体的にクレジットカードの残高不足や間に合わない事例を見ていきます。
複数の買い物が重なると残高不足・間に合わない原因に
クレジットカードは、ショッピングの限度額以内であれば、複数商品を購入することも可能です。そのため、所構わずクレジットカードを利用してしまうと、今自分が「どのくらい利用したか」「翌月の請求はいくらになるのか」を把握できなくなってしまうのです。
もちろん、インターネットの専用ページから確認することはできます。しかし、「そこまで利用していないだろう」という過信から、請求金額をきちんとチェックしないと、後々くる請求で、困った事態に発展してしまうのです。
複数の買い物にクレジットカードを利用した方の体験談を見てみましょう。
「一括払いとリボ払い」と支払方法が重なるのも危険
また残高不足、間に合わない原因の一つとして、支払方法が2つ3つ重なる状態も危険です。
例えば、5万円の財布を購入して、一括では払えないからと、毎月1万円ずつリボ払いで払っている状態だとします。しかし、また新たに2万円の時計を今度はギリギリ払えるからと、一括払いで購入してしまうなどのケースです。
この場合、リボ払いの1万円と一括払いの2万円が翌月同時に発生することになるので、合計3万円です。
きちんと頭の中で考えていれば良いですが、万が一忘れてしまっていると、請求日に困り果てる状況にも陥りかねません。
リボ払いの支払コースを忘れてしまうこともある
クレジットカードのリボ払いは、支払方法を後からでも変更できます。通称「後からリボ」などと言われていますが、一括払いや分割払いに設定していたものを、リボ変更することで、「今月の支払が厳しいかも…」という時に保険をうつことができるのです。
しかし、この「後からリボ」にも罠があり、あとでリボ変更すれば良いと考えて一括払いにしていたものの、リボ変更を忘れてしまうこともあるのです。
また、今月は他の請求が厳しい場合に、リボ払いの支払コースを変更しようと考えていたが、忘れてしまうということもあるでしょう。
リボ払いにはそれだけ残高不足・間に合わないリスクがあるということです。
残高不足・間に合わない時は早急な対処が必要
クレジットカードの引き落としが、残高不足や間に合わない時は、早急な対処が必要です。ただ単にクレジットカードの請求口座にお金が入っていなかった場合は、すぐにクレジット会社にその旨を電話連絡してください。
クレジットカードは支払が遅れると大変なリスクがあります。延滞や滞納してしまうとどういった事態に発展するか、確認していきましょう。
クレジットカードの支払が遅れるとどうなってしまうのでしょうか？
クレジットカードが遅れた時の流れを確認
クレジットカードの支払が遅れた場合、以下の流れとなります。
もし既に残高不足や、間に合わない等の理由から滞納してしまっている場合は、今どの段階か確認しておきましょう。
残高不足で遅れた時のリスク【1】利用停止
クレジットカードの引き落としが間に合わない場合に、最初に起こる問題は、クレジットカードの利用停止です。
指定口座が残高不足にとり、引き落としができないと、当然ながらクレジットカードは利用停止になります。利用停止になっただけであれば、生活には影響しないように思えますが、実はそうではありません。
クレジットカード利用者の中で、携帯料金や家賃、水道光熱費などの支払をカード払いにしている方もいるでしょう。
クレジットカードが利用停止になっているということは、他の全ての請求も滞納状態になってしまうのです。
残高不足で遅れた時のリスク【2】遅延損害金
残高不足や間に合わない場合に、支払が遅れてしまうと、遅延損害金も発生します。
遅延損害金とはいわゆる延滞金のことで、クレジットカードの引き落としができないと、請求日の翌日から年率20.0％の延滞金を負担しなければなりません。
残高不足のため、余計なお金をクレジット会社におさめなければならないのです。もちろん、支払が遅れれば遅れるほど、延滞金は積みかさなるので、気づいたときには大変が金額になる場合もあるでしょう。
1日遅れるだけであれば、少額です。しかし数か月遅れてしまうとすると、もはや手遅れになる場合もあるのです。
残高不足で遅れた時のリスク【3】信用情報のブラック化
クレジットカードの支払が遅れた時のリスクは、まだまだこれだけではありません。残高不足、間に合わないからと未払いの状態が続くと、信用情報がブラックになる可能性があるのです。
信用情報とはクレジットカードやローンの遅延・延滞の履歴を指します。遅延や延滞の履歴が残っていると、クレジットカードやローンを申し込む際に、必ず受ける審査に影響があるのです。
一度や二度の遅延であれば、審査への影響は少ないですが、3ヶ月以上遅れてしまったり、毎月滞納してしまうと、信用情報がブラックとみなされ、審査に通りにくくなってしまいます。
将来的に住宅ローンや自動車ローンを組む人もいるでしょう。遅れてしまうとそうした審査に通らなくなってしまうかもしれません。
どうしても払えそうにない、そんな時は
クレジットカードの支払いがどうしても難しい。
そういった場合は、何もせず請求日を迎えるのではなく、適切な対処を検討すべきでしょう。
まずはカード会社に連絡
どうしても請求額分の支払いが難しい場合は、まずカード会社に連絡してください。
カード会社から連絡があった場合は、必ず対応するようにしましょう。
厳しく取り立てられることはありませんが、電話口では「いつまでに入金できるのか」について相談することになります。
無断で延滞すると、カード会社からの信頼を大きく損ねてしまう恐れがあるので、ぜひ連絡しておいてください。
何らかの方法でお金を用意
カード会社に連絡したとしても、支払い義務そのものが免除されるわけではありません。
基本的には、何らかの方法でお金を用意し、支払いを済ませる必要があります。
例えば、ご両親などの知り合いに相談してみてはいかがでしょうか？
対応によっては人間関係に悪影響があるため、注意は必要ですが、快く助けて貰える可能性があります。
その他、私物を売ってお金に換えるという選択肢もあるでしょう。
まずは、こういった「自力でお金を用意する方法」を試しておいてください。
金融機関から借入して立て替える
自力でお金を用意できるなら、それに越したことはありません。とはいえ、お金の問題はナイーブなので、簡単には人に相談できないこともあるでしょう。
どうしても自己解決が難しいなら、金融機関から借入する、という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
利息は生じるが他人に迷惑がかからない
金融機関から借入する場合、基本的に「金利に応じて算出される利息」を支払わなくてはなりません。
しかし、例えば「保証人なし」で利用できるローン商品などを選択すれば、家族や知り合いには何の迷惑もかけずにお金の問題を解決できます。
カードローンという選択肢
具体的な借入方法のひとつに、カードローンというものがあります。
カードローンとは、あらゆる支払いをローン払いにできる、カード型のローン商品です。
借入金の用途が限定されていないので、クレジットカードの利用代金立て替えにも利用できます。
早ければ今日中に問題解決できる
カードローンの中には、最短30分で審査が完了し、早ければ1時間程度で借入できるものがあります。
なお、利用の手順は下記の通りです。
手続きに最低限必要なものは、スマートフォンと身分証だけ。
請求日が目前に近づいている・すでに過ぎてしまったという場合も、カードローンを利用すれば延滞を回避できる可能性があるでしょう。
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まとめ
クレジットカードの引き落としで、残高不足や間に合わない場合の対処法について、ご紹介しました。
クレジットカードは大変便利な決済手段です。しかし、支払いが翌月払いになることや、口座振替が基本になるので、残高不足や間に合わないケースも多いと言えます。
クレジットカードの支払いが遅れてしまうと、延滞金の問題や、信用情報、一括請求というリスクがまっているため、早急にクレジット会社に連絡しましょう。
また、お金が足りないことで、払えないということであれば、カードローンを利用すれば問題解決を図れる可能性が高いと言えます。
