
みずほ銀行カードローンの借入額を増額したい場合はどうすべきでしょうか。
また、「みずほ銀行から増額案内が届く」「勝手に増額される」といった口コミもあります。その事実は本当なのか、増額案内についても気になるところです。その点についてみずほ銀行カードローン担当者に質問をしてみました。また、増額することでどんなメリットとデメリットがあるのかを詳しく解説いたします。
みずほ銀行カードローンが勝手に増額されるパターンとは?
勝手に増額されるのは本当にある?




みずほ銀行カードローン担当女性オペレーターの方に対応していただきました。待ち時間もなくすぐに電話はつながりました。非常に丁寧かつ聞き取りやすい口調でした。
増額案内される場合、次の3つのパターンがあると口コミで言われていました。
- 増額案内の手紙が届く
- 増額案内の電話が来る
- ATMで増額案内が表示される
確かに以前は手紙などでも増額案内を行っていたようですが、今現在は不定期に電話で増額案内をすることがあるとのことです。不定期という情報しか教えてもらえませんでしたが、増額案内が行われていることは事実だということです。
増額案内される条件は?


増額案内される人の条件については教えてもらえませんでした。しかし、利用者全ての人に増額案内されるということは考えられません。口コミや増額案内が届いた人の条件をまとめてみると、このような内容があげられます。
- 滞りなく返済を行っている
- 半年から1年以上の返済実績がある
- 他社の借入が減っている、またはない
- 年収が増えている
1度も返済が遅れたことがなく、利用してから最低半年以上をしている人であることと、さらに他社の借入が減っているかないということが大切です。みずほ銀行カードローンの審査は厳しいという口コミも見られることから、他社の借入がある人は増額審査の通過は難しいと言えます。
年収についても、返済能力が見込まれない利用者には増額案内は届かないので減っている場合は対象外となると考えられます。
増額案内されると在籍確認や審査はなくなる?


みずほ銀行カードローン側から増額案内された場合は、職場への在籍確認と審査がなくなるので非常に優遇されることがわかりました。電話で増額案内されるとのことですが、増額を電話で承諾するとそのまま手続きへと移ることが予想されます。
増額案内についての詳細は教えてもらえませんが、利用者の利用状況を不定期にチェックをし、利用状況の良い人から増額案内を行っていると考えられます。
増額案内が届いた人は利率が下がるメリットがある
みずほ銀行カードローンは利用限度額が増額することで金利が下がります。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 年14.0% |
100万円以上200万円未満 | 年12.0% |
200万円以上300万円未満 | 年9.0% |
300万円以上400万円未満 | 年7.0% |
400万円以上500万円未満 | 年6.0% |
500万円以上600万円未満 | 年5.0% |
600万円以上700万円未満 | 年4.0% |
700万円以上800万円未満 | 年2.0% |
参考:みずほ銀行「カードローン金利・ご利用限度額」
次のような増額をした場合はどのくらい下がるのかを見ていきましょう。
50万円(14%) → 150万円(12%)
100万円(12%) → 250万円(9%)
100万円~200万円程度増額しただけでも2~3%の金利が下がります。さらに、みずほ銀行で住宅ローンを利用している人であれば上記の金利からさらに0.5%金利が引き下げられます。
もし増額案内されたなら承諾するメリットは大きいでしょう。他社の借入がある人は、みずほ銀行カードローンへ借換えを行った方がお得なのか比較検討すべきです。消費者金融でのローンが残っている場合は借換えをすることで色々なメリットが生まれます。
増額案内されたのに?審査で落ちる可能性
みずほ銀行カードローンから増額案内されたにもかかわらず、審査で落ちるという可能性はないと言えます。増額案内が届いている時点で審査を通過していることが、先ほどの電話での質問で分かっています。
ただし、増額手続きを行った後の利用状況が悪くなれば銀行側の対応も変わる可能性があるということは頭の片隅に入れておいてください。
みずほ銀行カードローンを増額する2つの方法
借入額をもう少し増やしたい場合、みずほ銀行カードローンでは2つの方法があります。
- 自分から増額を申込む
- 増額案内が届く
1. 自分から増額を申込む
2. 増額案内が届く
自らみずほ銀行へ増額を申込むということと、もう1つはみずほ銀行側から増額案内された時に申込むかのどちらかです。ただ、全ての利用者が増額案内されることは決してありません。一般的な方法は、「自分から増額を申込む」になります。
自分からみずほ銀行カードローンを増額する方法と手順
みずほ銀行カードローンの利用限度額を増額したい場合、カードローンの再申込みを行う必要があります。
- 必要書類の提出
- 審査
- 在籍確認
申込時の状況により若干異なる場合もありますが、基本的にはこの3ステップを辿ります。とくに、50万円以上の利用限度額へ増額希望の場合は必要書類の提出が必須になります。必要書類については以下の通りです。
- 源泉徴収票
- 納税証明書
- 住民税決定通知書
- 課税証明書
このうちどれか1つを用意しておきましょう。
増額の案内があった場合でなく、案内がない状態で増額申し込みをする場合はカードローン新規申込み時と同じ手順をたどることになるので、その手間や時間を考慮しなければなりません。銀行は消費者金融のように即日融資ができないので、審査結果が出るまで最低でも2~3日はかかります。
また、増額を申込む方法としては全部で3つあります。
ネットから申込む
PCやスマホからの申込みであれば24時間いつでも行うことができるので、忙しい方にはおすすめです。それ以外のメリットとしては、本人確認書類などの提出を行う際にも書類をカメラで撮り、その画像を送信するだけでいいので、このあと紹介する方法より手間を省くことができます。
電話で申込む
みずほ銀行カードローン専用ダイヤルをかけ、担当者に「増額したい」と伝えます。電話で直接相談できるので、手続きに不安を持つ人ならこの方法が安心です。増額可能かどうかの回答はその場では答えてもらえず、審査が終わるまで分かりません。
申込みや審査状況の問い合わせについては、みずほ銀行カードローン専用ダイヤルへかけてダイヤル1を、その他の相談についてはダイヤル2をプッシュします。
みずほ銀行カードローン専用ダイヤル | |
---|---|
問い合わせ番号 | 0120-324-555(フリーダイヤル) |
受付時間 | 月~金 9:00~21:00 土・日 9:00~17:00 1月1日~3日、祝日・振替休日は利用不可 12月31日の受付時間は9:00~17:00 |
参考: みずほ銀行「カードローンご返済方法」
銀行窓口から申込み
みずほ銀行窓口からも増額の申込みができます。銀行の営業時間内に行う必要があるので、平日9時~15時までの間に窓口へ相談しましょう。
以上の3つとなりますが、この増額の申込み方法についてみずほ銀行に問い合わせてみたところ、「もしお急ぎでしたら、ネットから申し込みをされた方が早いですよ」と返答があったので、パソコンやスマホの操作が苦手という場合であればネット申し込みがいいのではないでしょうか。
増額すべき?口コミで見る注意すべきポイント
みずほ銀行側から増額案内があった人は先ほどの電話質問での答えの通り、審査や在籍確認は不要になります。増額案内された人のメリットはとても大きいものだと言えます。
それとは反対に、「もう少し借りたい」と希望する人にとって利用限度額を増額することは魅力的な話ですが、みずほ銀行カードローンを自ら増額申請するのはデメリットが大きいようです。
増額を申込むことで審査落ちする可能性がある
みずほ銀行カードローンの増額の申込みによって再び審査を受けることになります。増額ができる対象の人は銀行側から増額案内が届きます。
つまり、増額案内が届いていない人が自ら増額を申込むことは厳しい状況であると言えます。どちらかと言えば、審査に通過することが難しい利用者ばかりです。
増額申込みによって利用限度額が減ることもある!
利用限度額を増額したくて申込みをしたはずが、審査によって利用状況を見直されてしまい減額するパターンも実際に起きています。滞納をしたり他社での借入が増加している人は要注意。
とくに、滞納を何度も繰り返したことがある人は増額審査に落ちる可能性がかなり高いです。増額申込みをする前に、自分の利用状況を確かめた方が良さそうです。毎月の返済額と返済方法の見直しを行ってください。
まとめ
カードローンを利用する側にとっては、利用限度額が増額すると万が一の時に安心するものです。しかも、金利が下がる大きなメリットが得られるので、消費者金融での借入がある人は借換えをしたくなります。
ただ、自分から増額を申込むのはデメリットが大きいため、年収が上がり大きな返済にも対応できる状況に変わったような方じゃないと難しいと言えます。
今回みずほ銀行カードローン担当オペレーターの方から、増額案内は電話で届くことと在籍確認と審査はないという情報が聞き出せました。不定期に増額案内は行うということなので、毎月の返済をしっかり行い利用状況を改善させてその日を待つべきではないかとも感じました。