オリコオートローンは、株式会社オリエントコーポレーションが取り扱うローンで、新車や中古車、オートバイなどを買う時に使われるローンです。

中古車販売店を通じるなどして、年間利用者150万人を突破するほど人気のオリコオートローンは業界トップシェアを誇り、今回は、オリコオートローンが選ばれる理由や、ローンの種類と特徴、注意すべき点などを詳しく解説します。
 

オリコとは?

株式会社オリエントコーポリーションが通称「オリコ」と呼ばれています。

現在の本社は、東京都千代田区麹町で、1954年に協同組合広島クーポンを設立したのが始まりです。当初は広島に本社を置くクーポン券の会社でした。

1961年に広島信用販売株式会社を設立し、融資業務をスタート。1969年にクレジットカードの発行を開始しました。1974年に株式会社オリエントファイナンスと合併し商号を変更、1978年に本社機構を東京に移転しました。

現在のオリエントコーポレーションになったのは1989年で、2000年に現在の本社地に移転し、オリコカード、オリコゴールドカードなどクレジットカードが有名な会社です。

参考:株式会社オリエントコーポレーション「沿革」

オリコ自動車ローン オリコオートローンの種類

オリコオートローンは、自動車販売店を通じてオリコに申し込むローンです。

お客様と販売店は売買契約を結び、オートローンの申し込みを販売店に行うことで、オリコから販売店にお金が支払われます。お客様は分割支払いをオリコに行う仕組みです。

販売店はオリコと加盟店契約を結び、オートローン契約の分割手数料に応じて、オリコから加盟店に一定の手数料が支払われます。

クルマの所有者はオリコ、使用者はお客様名義になります。加盟店契約を結んでいる販売店に申し込む必要があるため、個人売買でのローン申し込みは出来ません。

ニューバジェットローン

ライフスタイルに応じて、自由に月々の支払額を延ばしたり、縮めたり、自由自在の自由支払い型オートローンです。

通常の均等払いはもちろん、徐々に支払額を増額するステップアップ返済、徐々に支払額を減額するステップダウン返済、返済期間途中でまとまった金額を返済するスポット返済(5万円以上)、翌月分のお支払をスキップさせるスキップ返済(金利分は支払必要)、新車なら最長120回まで返済期間を延長できる延長返済があります。

契約後でも都合に合わせて支払額や回数が変更でき、スポット返済で一部繰り上げて返済することにより、返済期間が短縮され、手数料負担を軽減できるメリットがあります。

また、返済期間を延長することで月々の支払額を減らすことも可能で、新車なら120回、中古車なら96回以内で延長が可能です。

ただし、支払途中で遅延が発生した場合は、変更は出来なくなります。また、中古車販売店で契約しやすいローンで、金利は10%前後と高めですのでしっかり確認しましょう。

残価設定型オートローン

新車販売ディーラーでは、3年後または5年後の下取り価格を想定して残価を据え置く残価設定ローンが注目されていますが、オリコオートローンを利用の場合でも、あらかじめ据置額を設定してローンを契約することが出来るのが特徴です

新車のみならず、中古車についても初度登録から4年経過車まで残価設定プランの対象となるのが特徴です。

ローン期間は、2年、3年、4年、5年があり、中古車についてはクルマごと、初度登録年数ごとに異なりますのでお問い合わせください。

新車時の残価設定率は3年までの場合は50%、4年の場合は40%、5年の場合は30%です。

200万円の新車の場合、5年間で支払う分は140万円で、200万円を5年で分割するよりも月々の支払額を抑えることが可能なため、ワンランク上のクルマを狙うことも可能です。

最終回では、一括払いや再ローン、借り換えなどにより乗り続ける方法、新しいクルマに乗り換える方法、クルマを手放す方法の3通りから選ぶことができます。

乗り続ける以外の方法の場合には、据え置き額と車両査定額の差額を精算する必要があります。査定額が上回れば返金、下回れば支払いになり、残価保証タイプではないことに注意しなければなりません

「中古車の残クレについて!マイカーローンと徹底比較!」
「残クレは気をつけろ!トヨタの現役販売員が教える残クレ裏事情」

オリコオートリース

リースとは、クルマをリース会社が購入し、一定期間、月々一定の料金で賃借するシステムです。

お客さまは現金購入やローンと異なり、まとまった資金を準備することなくクルマを使用することができます。レンタカーとは異なり、お客様の好きな車種、グレードを選ぶことが可能で、登録ナンバーも通常のナンバーで、「わ」ナンバーではありません

オリコのオートリースは、あらかじめ残価を設定し、残価を差し引いた部分を毎月支払う仕組みです。リース料金には、車利用価格、登録諸費用、自動車保険、自賠責保険、毎年の自動車税、点検などのメンテナンス費用が全て含まれています

リース契約満了時には、新しいリース車両に乗り換え、再リース契約(最長24か月)、リース車両の買取、リース車両の返却が選択できます。

リース車両の返却の場合、残価つまり残存価格と査定価格を比べて査定価格が高い場合には、オリコオートリースからお客様に査定費用を差し引き返金、低い場合は、不足額と査定費用をプラスしてお客様に請求となります

リース契約におけるリース料金は、通常のローンと比較してすべての費用および金利が入っていますので高額になります。

個人のお客様にはメリットが少なく、車両の管理を一括して任せることが可能で、リース料金は会社の経費(費用)扱いになる法人契約がメインです。

会社は、クルマを所有すれば、固定資産(車両運搬具)として計上し、減価償却を行い費用化する必要があり、経理面でも手間がかかります。しかし、リースの場合は月々の費用を経費計上できますので、経理面でもラクになります。

ツインリセットオートローン

新車または中古車を新たに購入する際に、これまで乗っていたクルマの残ったローンと一本にまとめることができるのがツインリセットオートローンです

これまで乗ってきたクルマの残りのローンを気にすることなく次のクルマに乗り換えることが出来るメリットがありますが、新たに購入するクルマの価格以上のローン負担になり、月々の負担、および金利の負担が大きくなるデメリットに注意しなければなりません。

オリコオートローンの申込み・審査について

オリコオートローンの申し込みは、販売店を通じて申し込むだけで完了します。

必要な書類はオートローン契約書のみで、別途免許証などの本人確認資料が必要な場合もあります。審査は、当日中に販売店に回答され、手続きが簡単に済むのが特徴です。

所定の審査機関にて審査がありますが、一定の収入があり、過去に金融事故(長期遅延、債務整理など)無い場合は、比較的通り易いとされています。正社員でない場合でも一定の収入があり、支払に問題ない場合審査が通るケースもあります。19歳など未成年の場合は、親権者の連帯保証人が必要です

ただし、金利が高めのため、銀行マイカーローンと十分比較検討して申し込みましょう。50万円以下の場合は、支払う金利手数料が比較的少なく、簡単に申し込めるメリットを考えるとおすすめです

「ディーラーローンを現役営業マンが解説!審査は通りやすい?金利・中古車は?」

オリコオートローンの金利

オリコオートローンの金利は、銀行などのマイカーローン、ディーラーローンと比べて高めに設定されています。クルマを担保にしていることと、販売店に支払う手数料があることが大きな理由です。

ニューバジェットローン 9%~11%
残価設定型オートローン 7%前後
オリコオートリース 8%前後
ツインリセットオートローン 7%~

オリコと販売店の間で金利を含む諸手数料が決定されるため、金利は明確に示されていません。

金利は値引きが可能で、特にニューバジェットローンの場合は、2%前後の値引き交渉が可能な場合があります。販売店の手数料部分の値引きになります。

あらかじめ、銀行のマイカーローンのチラシなどを用意して交渉すると効果的です。販売店では、銀行のマイカーローンを使う場合には、金利手数料が全く入らなくなるデメリットが生じるためです。

「マイカーローン金利を比較!FPが教える おすすめローン」

オリコオートローンの繰り上げ返済は?

オリコの場合には、支払い方法を自由に変更できるニューバジェットローンを利用するだけで簡単にローン契約後の繰り上げ返済が可能です。全額一括返済の場合は、次の借り換えについての精算方法と同じになりますのでご参照ください。

「マイカーローンは繰上げ返済のメリット・デメリット」

オリコオートローンの借り換えについて

オリコオートローンから、他の金融機関に借り換えしたい場合には、一括返済する必要があります。

新しく借りる目途がついたら、オリコクレジットセンターに連絡します。〇〇日までの振込の場合の残金一括金額を教えてもらい、指定の日までに振込の手続きを行い残金を精算します。

なお、残金一括金額は、支払満了までの金利が差し引かれますので、残金総額よりは少ない額になり、その金額の回答は原則、契約者本人または連帯保証人のみへの回答となります

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■金子ちえ
金子ちえ
21女/某金融系の会社に勤務。金融アドバイザーをしています。
「金子ちえです。カードローンやお金に関する情報をお伝えします!」
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